弊社では毎年３月に弊社に船舶を提供していただいているオーナー各社様と共に、安全会議を開催しております。

例年は東京や大阪に集まり他社も含めた事故やヒヤリハットなどの情報を共有し、同様の事故を起こさないようにするための方策を話し合う場として参りましたが、今年は香川県琴平町にある金刀比羅宮に船舶の安全祈願に行って参りました。

当日はあいにく小雨が降っておりましたが、表参道から御本宮に向け７８５段の石段を登ります。

金刀比羅宮は海上守護の神として信仰されており、参道の途中には奉納された直径６メートルのプロペラがあり、参道脇には高額な寄進をされた主に海運関係者の方々の石標が並んでいました。

７８５段という石段の長さもさることながら、勾配も厳しいものがあります。

４０分ほどかけて御本宮に到着です。

ご祈祷の申し込みをした後、一同御本宮に昇殿し海上安全祈願のご祈祷を受けました。

今回金刀比羅宮に参拝し海上安全の祈願をいたしましたが、神仏のご加護のみで船舶の安全運航が保たれるわけではありません。常日頃より弊社陸上勤務員は事故を起こさないよう無理のない配船を、船舶乗組員は船舶の整備及び安全な運航や荷役を心がけてはおりますが、無事故が続けば続くほどどこかで慣れや慢心が生じるものです。時期を見て安全祈願を行うことは気持ちを新たに安全運航の重要性を考える良い機会だと思っております。

今回の安全祈願を有意義なこととするためにも今後とも安全運航を心がけて参りたいと思っております。